グラフィティアーティスト・ESOWさんの描く「福助人形」をモチーフに、ソフビスタジオ・中空工房が製作したソフビアートピース「福助」。3回にわたってお届けしてきた、ESOWさんゆかりのお店を福助と巡る「福助の在る風景」も今回が最終回です。
公開中の其の一、其の二もお見逃しなく。最終回となる第3回目は北千住の居酒屋「八古屋(858)」さん。帽子が似合う優しいご店主・まーさんが明るく出迎えてくれました。
「八古屋(858)」は北千住・宿場町通り商店街にある立ち飲み居酒屋。提灯が灯る古民家風の建物からは、周りとは少し違った隠れ家のような雰囲気を感じます。
奥に広がる店内は、木の温もりを感じるログハウスのような内装。両サイドに一枚板のカウンターがあり、店主・まーさんセレクトのおしゃれな音楽を聞きながら、心ゆくまでお酒を楽しむことができます。豊富なドリンクメニューに迷った時は、オリジナルの858カクテルがおすすめですよ。
【八古屋(858)店主・まーさんに聞いてみた】
ーーお店を始めたのはいつ頃ですか?
最初は50人ほどの身内でやっていたパーティーが、最終的には300人くらい人が集まるイベントになっていきました。でもある時、「八古屋ナイト」の会場だった喫茶店「ドルフィン」が閉店することになってしまって。「あ、それなら自分がやろう」と思ったのが「八古屋」の始まりです。毎日八古屋ナイトをやりたいと思って、古着は全部売って、居酒屋を始めました。
ーー八古屋という名前の由来はありますか?
店内にあるイラスト。ESOW作品ではお馴染みのおじさんが八五八の文字になっている
ーーオープン当時から立ち飲みのスタイルで営業されているんですか?
お客さん同士が自然と関わり合って話していくなかで、実はつながっていたことが判明するほうが楽しいし、面白いと思います。つながるまでが長ければ長いほど仲良くなれると思っているので、そのストーリーを大事に見守っています。
カードを購入してメニューを注文するシステム。カードイラストや灰皿のイラストもESOWが手がけた
ーーESOWさんと知り合ったきっかけは?
「八古屋で古着買ったことあるよ」とその前から繋がってたんです。
ジェシー(ESOW)君は良いお兄ちゃんみたいな感じで、色々教えてくれる存在です。特に音楽の話が多いですね。「これどうよ」「いいじゃん!」みたいな(笑)。良い音楽を見つけては交換しています。
味のある古民家風ショップは、元々はんこ屋さんだったそう
ーーでは最後に、おすすめメニューを教えて下さい!
ESOWさんイチオシの唐揚げ。サクッとした食感で、噛めば噛むほどなめこの旨みが広がる
まーさん、ESOWさんありがとうございました!
特集記事「福助の在る風景」お楽しみいただけましたか?
紹介したお店に訪れた際は、ぜひオリジナルの「福助の在る風景」を撮影してみてくださいね。
【店舗情報】
八古屋(858)
〒120-0034 東京都足立区千住4丁目23−1
北千住駅(JR/東京メトロ千代田線・日比谷線/東武スカイツリーライン)徒歩6分
インタビュー後、福助の木箱にサラサラとイラストを描くESOWさん
こちらの福助&木箱は実際にお店に鎮座中
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